未知への学び

気象、自然現象、技術、社会現象、生活環境、ヨット、園芸を中心に、自分の知らなかった事、気の付いた事を記事にします。

長男家族とクワラランプール旅行

Shangrila hotel in KL
シャングリラホテル KLのロビー

昨年の11月末、長男家族に誘われてクワラルンプールに3泊5日の旅行をしてきました。ホテルはシャングリラホテル。一昨年も同じ旅行をしたのですが、全員”楽しかったね”、”又、行きたいね”で、今年も全く同じプログラムでの旅行になりました。

参加者は、 長男家族、パパ、ママ、孫長男(小1)、孫次男(年長組)
私(ジイジ)、嫁(バアバ)の6名。

長男家族は小田原に、私達(ジイジ、バアバ)は横須賀住まいです。

下記の様にまとめてみました。

  • 旅の楽しさと掛かった費用
  • 食事
  • Buta Cave
  • 幸運に恵まれました。
  • 孫長男のカードを買いに
  • ラクチンな観光
  • 私の出番

マレーシアから帰国、成田で孫次男が「まだ終わってないけど(まだ自宅に戻るまでの旅が残っているけど)、楽しかったね。」と今回も全員、旅行を満喫。長男は、「今回でKLは制覇したので、来年は郊外に行ってみようか」と来年も行く気マンマン。嫁もその気になっています、来年はどうなりますか。  

1. 掛かった費用と旅の楽しさ:

旅行をして一番気になるのは何と言ってもお金。どれだけ掛かるの?

そしてその旅行、楽しかったの?

この二つがその旅に対する究極的な質問となるのではないでしょうか。「掛かった費用」と「旅の楽しさ」、先ずはここから見ていきましょう。

掛かった費用

昨年も痛感しましたが、お金は思ったほど掛からない。参考までに私達夫婦2名に掛かった、交通費・ホテル代は次の通りです。

  • 航空運賃、JAL , TKY/KL, round: 69,380 x 2人 = 138,760円
  • ホテル代、Horizon Executive, 870MYR/one night(1部屋分(2名)), 3泊連泊で1泊分無料の特典: 870MYRx2night +service charge 318.84MYR = 2058.84MYR = 55,711円  @ 1MYR=27.060円、MYR:マレーシアリンギット
  • Taxi代、何故か、空港~ホテル:116MYR, ホテル~空港:150MYR、合計: 266MYR = 7,198円、 @ 1MYR=27.060
  • リムジンバス代、横浜~成田、成田~横浜、@2,000円(高齢者料金)、合計: 2,000円x2名x2回 =8,000円
  • 合計、209,669円、高級ホテルに3泊し、夫婦2人で約20万、安いよね。

上記以外に日本国内では、自宅から横浜までの交通費、マレーシア国内では、ホテルから観光地までの交通費(殆どがモノレールと地下鉄)が掛かっています。大した金額ではありませんが。

旅の楽しさ:

旅の楽しさって何なのだろう:前回のKL旅行も楽しかった。今回も楽しかった。26か国を訪問し。海外生活も長かった私も、旅の楽しさって何だろう?とつい考えてしまう。

今まで私は、荘厳な建築物、遺跡、或は目を見張る自然美がある場所、これが旅する場所であり、目的と考えていました。

KLはシンガポールと同様、今まさに発展の途上にあり、そのエネルギーとダイナミズムは日本、ヨーロッパでは感じる事の出来ないものです。これは間違いありません。確かに、Twin TowerもKL Towerも大きな建築物ではありますが、歴史的なものを感じさせるものではありません。又それだけのために、KLを訪れる程のものでもありません。

だけど何か、今回の旅行も心地良さを感じています。

旅をしている全員が共通して、食事にし、それを楽しんでいる。長男家族は夫々が何かの目的を持ってこの旅に参加し、他の人に迷惑の掛からない範囲で自分の目的を達成している。私達夫婦は、今までヨーロッパも旅しており、ブランド品も含めて特に買いたいものは無い。息子夫婦、孫と一緒に食事をし、一緒に歩きながら話をし、息子、孫が困った時、その手助けをしてやる。それだけで十分心地が良い。

今回のような特別な目的を持たない旅も本当に良いものだと思うようになってきた。

2.食事

旅に出た時の大きな楽しみの一つが食事。特に女性は日常の食事の準備と片付けから解放されるのでその楽しみは一層。シャングリラホテルはその豪華な朝食でも評判。私達のシャングリラホテル滞在での食事のとり方を見てみましょう。

朝食

シャングリラホテルに宿泊する最大の楽しみは、何といっても朝食です。朝6時半から10時半までやっていますが、その種類と豊富さには圧倒されます。

自分が知っているだけでも、洋食から、中華、現地のマレーシア料理、アラビック、レバニーズ、(多分、地中海料理、モロッコ料理等も含まれているのでは?)まで、ふんだんに用意されている。ベジタリアン料理もあります。

私は、1日目は、ブレッド、チーズ、ハム中心の洋食。2日目は点心、きしめん風の麺料理を中心に中華料理とマレーシア料理のミックス。3日目は、また元に戻って洋食。

毎日、今日は何を試してみようか、楽しみが拡がって来る。特に嫌いな物はなく、なんでも美味しいと感じる私は、その有難味を痛感する。

今回、ヨーグルトを食べ分けてみた。ここで、提供されるヨーグルトは4種類。Natural Yogurt, Low Fat Yogurt, Greek Yogurt, Quark。

Natural&Greek Yogurt
Natural and Greek YogurtとFruits

食事がほぼ終わってから、1日2種類ずつ。1つの皿に2種類汲み取り、これにブルーベリー、ラズベリーと、ライチとプラムの実を添え、ゆっくり食す。至福の時間が流れていく。

この日はNatural YogurtとGreek Yogurt。どちらも滑らかな舌触り。Greek Yogurtは確か羊乳で作ると思ったが、意外に癖がない。

その前日にQuarkを試している。Quarkは初めて食した。ドイツから東欧、スカンジナビア諸国で日常的に食されているヨーグルトらしい。粒子が荒いせいかザラザラ感がある、一方、味は特別なものでもない。自分的には、それほど好みのタイプではなかった。

昼食と夕食

朝食を時間を掛けてタップリと食べるので、私達は殆ど昼食はいらない。いらないと言うかお腹がすかない。

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Expressoとお菓子

3時からホリゾンクラブのアフタヌーンティーが始まるので、私は、エクスプレッソにカッサバで作ったウイロウ風のスイートとフルーツ、夕食は5時から同じクラブで前菜と飲み物が出るので、私は毎日、赤ワイン、カルベネソービニョンとメルローを頂いていた。これで十分。

外食する必要が無いので、お金が掛からない。

3. Batu Cave

クワラランプールの北10kmに位置する石灰岩の3つの洞窟よりなり、一番大きな洞窟内部には100年前に建てられたお寺があり、ヒンズー教の神様とその仲間が祀られています。石灰石の洞窟自身は約4億年前に作られたと言われており、ヒンズー教の非常に重要な聖地とされています。

Batu Cave階段
Batu Caveの272段の階段、結構きつい

洞窟は272段の階段の上にあり、昨年は体調があまり良くなかったので、上らなかった。長男も孫達も、昨年は階段半ばまで。

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Batu Caveで息子と孫達

今年は、ママさんを除いて全員が挑戦、272段の階段を登り切り、洞窟内部を見学。孫次男(年長組)も頑張って登り切り、本人も”今年、僕は登れた”と自慢げ 

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洞窟の内部-1
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洞窟の内部-2

4. 幸運に恵まれました。

今回の旅行、4つの幸運に恵まれました。

  • 我々の部屋がアップグレイド。
  • モノレールの中で席を譲って頂いた。
  • シャトルバスがタクシーに変更。
  • 無くしたと思った嫁さんの財布が見つかった。

今から振り返っても本当にラッキーでした。

部屋がアップグレイド、スイートルームに

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スィートルームにアップグレイド1

シャングリラホテルに、ホライゾンクラブエグゼクティブで3部屋を予約していました。我々夫婦が1部屋、息子と孫長男が1部屋、ママと孫次男で1部屋。

チェックインしたところ、ホライゾンクラブエグゼクティブの部屋が満室のため、1部屋をアップグレードしてスイートルームにするとの事。それで、我々夫婦がこの部屋を使用することになりました。部屋は広く、快適そのもの。

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スィートルームにアップグレイド2
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スィートルームにアップグレイド3

モノレールの中で席を譲って頂いた。

シンガポールもそうですが、ここマレーシアも年長者に対する気配りが、国民一人一人の心の中に根付いているのを痛感します。

 今回、モノレールで2回経験しました。2回とも17-18才の女性からでした。

私が、モノレールに乗車すると、17-8才の7-8人の女性のグループが車内にいました。グループの内の1人が、白髪の私に気が付き、すぐ席を立ち、席を譲ってくれました。その動作には何のためらいもなく、すがすがしいくらいの仕草でした。

むしろ親切を受ける私の方が、慣れないためかぎこちなぎこちなく、1回目は、心の準備が出来ていなかったのでしょう、”自分は大丈夫だから”と言って断ってしまいました。申し訳ない事をしてしまったと後悔。2回目は、その好意を有りがたく頂き、感謝して座らせて貰いました。本当に有難う。

シャトルバスがタクシーに変更

2日目、朝9時半にシャトルバスが出るので、それでPavillionに行く予定でいました。全員、9時過ぎからホテル入り口付近でブラブラ、9時半を過ぎてもシャトルバスは来ない。9時45分を過ぎても来ない。おかしい。

入り口付近にコンシェルジュがいたので聞いてみると、”シャトルバスは調子が悪いのでメンテナンス中。” 更に、”何時から待っているのか”と聞くので、”9時10分過ぎから”と答えると恐縮がって、早速タクシー2台を用意してくれた。

ママさんは”無料なの”と心配していたので、”Free of charge?”とコンシェルジュ聞くと”Of Cource”との応え。

Pavillionまでラクラクの出発になりました。私の英語が役に立ちました。

無くしたと思った嫁さんの財布が見つかった。

これが一番の幸運でした。嫁さんはこの旅行中、トートバックとショルダーバックの2つを何時も携帯、トートバックは荷物を入れると比較的重くなるので、替りに私が持ち運んでいました。

セントラルマーケットでの出来事です。嫁さんは比較的トイレが近いので、この時もマーケットに到着後、直ぐに入り口2階にあるトイレに入り、その後、長男家族のショッピングについてマーケット内を巡っていました。

孫次男はツインタワーが描かれている容器に入ったチョコレート、息子がナマコ石鹸を夫々買い求め、ソロソロ帰ろうかと出口に向かい始めた時。

嫁さんが、トートバックを持っていない事に気が付き、”最初に入ったトイレでは”と慌てて走り出す。嫁さんは英語が喋れない。しかも少しパニックになっている。これは助けが必要と思い、私も嫁さんを追いかける。

トイレは有料なので受付の人がいる。受付の人は血相を変えて走ってきた嫁さんに気が付き、直ぐにトートバッグを差し出してくれた。

結局、何の会話も必要なかった。受付に深くお礼して帰途についた。

嫁さんの次にトイレに入った人が残されたバッグに気が付き、受付に戻してくれたのだろう。中には現地通貨とカードが入っていた。本当に感謝。

もしトートバッグを紛失していれば、損失そのものよりも落ち込んで気分が滅入っていただろう。感謝、感謝。

5. 孫長男のカードを買いに

孫長男(小5)は、今年もカードを買うのが大きな目的の一つ。Sungwai Wang Plazaにあるお店まで、皆でお出かけ。Plazaまでは、長男のナビゲーションでモノレールに乗って、スムーズに到着。孫が困ったら、英語で現地の方に聞くのが私の役目。Plazaの目的の階までは、難なく到着。だけど去年お店があった所にお店がない。

近くにあったキャラクターを売っている店に聞いてみた。何故か、相手にしてくれない。仕方がないので反対方向に戻りかけたら、何故か去年のお店と同じお店、GAMERS ARENA、が出現。

先ほどのお店(キャラクターのフィギャーのお店)の店員さんは、殆ど同類の品物を扱っている競争相手のお店を聞いてきたので面白く無く、相手をしてくれなかった、とその時気が付いた。

何はともあれ、お店が見つかってよかった。奥の通りから、表通りにお店が移動してきていた。この為、見つけられなかった。

カードのお店
Gamers Arena

そのあと孫は、30分位、どのカードを買うか迷い、お買い物。満足げ。

それにしても孫長男は、どうやってこの店を見つけたのだろう。

ネットで調べられるのかな?或は旅行案内書に書いてあるのかな?今度聞いてみよう。

6. ラクチンな市内観光 

今回の旅行の計画は全て長男夫婦が決めており、僕らはそれに従って行動するだけ。これだけでも大ラクチン、更にIT技術の進化が旅行をラクチンにしてくれていると痛感します。個人の旅行スタイルも完全に変わりつつありますね。

天気予報:

旅行をしていて一番気になるのは天候でしょうか。自分の使っている天気予報は

Accuaweather, 以前に旅行したフランス、ドイツ旅行でも利用しましたが、比較的良く当たります。11月25日のクワラランプールの週間と各時刻の予報を添付します。1時にShowerとなっていますが、Showerはありませんでした。

 

weaterforecasthourly
時間別天気予報

 

weaterforecastdaily
週間天気予報

地図案内:

次に必要なのは地図とナビゲーションでしょうか。自分が使用しているのは、MAPS.MEです。これが便利なのは、インターネットが使用できない環境でもナビゲーションしてくれるところです。タブレット、スマートホーン専用のアプリで、私はIPADで利用しています。

予め目的地域(今回の場合はマレーシア)の地図をインストールしておけば、その地図とGPS機能で、地図上の現在地が分かるだけでなく、目的地までのナビゲーション

もしてくれる優れものです。

自分もまだ十分には使いこなしていませんが、徒歩で行く場合のルート、時間が表示され周りの施設も分かるため、歩くのも楽しい。その時に使用した、Dang Wang駅からホテルに帰る時のナビゲーション、セントラルマーケットへのナビゲーションが下の内容です。

 

Navitohotel
Hotelへ帰る時のナビ

 

navitoCt.market
セントラルマーケットへのナビ

市内の観光ルート、地下道と遊歩道

ツインタワーからKLCC, KLCCからパビリオンへの行き来は普通の道路を歩く事も出来ますが、今回息子が探してきたのが、地下道と空中を連絡する遊歩道。

ツインタワーからKLCCまでの地下道、広くて障害物は何もない。

Twintower/KLCC 地下道
TwintowerからKLCCまでの地下道

KLCCからパビリオンまではビルとビルを連絡する空中歩道が出来ていて、その中を歩きます。空調が効いていて心地よい温度。側面はガラス張りなので、街並み、街路樹、ビル、道路と景観も素晴らしい。街中を直接歩くのとは一味違うKLを楽しめます。

KLCC/パビリオン空中歩道
KLCCからパビリオンまでの空中歩道

7. 私の出番

 

長男家族の旅行に我々夫婦が便乗、計画も実際の旅行中での行動も、全て長男夫婦に任せて行動。

 

海外26カ国を訪問し、海外生活が長く、英語が比較的堪能な自分がやれば簡単に済むことも実際多いが、ここは長男に任せているので、頼まれた時だけ手助け。その方が、上手く行く。

今回、自分が前面に出てやったのは3回だけ。

  • 空港からホテルまで、ホテルから空港までのタクシーの依頼・交渉。
  • Buta Caveの土産物屋でミサンガの値引交渉。
  • それと先ほどのシャトルバスからタクシーへの変更。

Buta Caveの土産物屋で孫長男がミサンガを買う時、値引き交渉を頼まれました。12MYR->10MYRへの値下げ交渉です。

自分が喋ったのは、"How much does it cost in total?" "12MYR.""Can you (discount them?)" "OK, 10MYR"、たったこれだけの会話。喋った内には入らない位に短な会話。

それでも孫長男、とママさんは喜んでいた。12MYR->10MYRも、日本円に換算すれば、たった60円の値下げ。それでも喜ばれれば嬉しい。

マレーシアから帰国、成田で孫次男が「まだ終わってないけど(まだ自宅に戻るまで残っているけど)、楽しかったね。」と今回も全員、旅行を満喫。長男は、「今回でKLは制覇したので、来年は郊外に行ってみようか」と来年も行く気マンマン。嫁もその気になっている、来年はどうなりますか。

長文、最後までお付き合いくださり有難うございます。