未知への学び

気象、自然現象、技術、社会現象、生活環境、ヨット、園芸を中心に、自分の知らなかった事、気の付いた事を記事にします。

寒肥やしと春の足音

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寒肥しと春の足音

例年、2月下旬から3月初めにかけて寒肥しを施肥していますが、暖冬の今年は庭木の動きも早い。例年だとツルハナナスは、冬の間に完全に枯れ、この時期には枯れ枝を整理しているのに、まだ枯れていない。さすがに青々とまでは行きませんが、まだ葉を付けています。

先日、エゴノキの剪定をおこないましたが、つい半月前までは、まだ葉を付けていました。ブルーベリーも蕾を膨らませ、中には、ほころび初めているものもあります。

そんな訳で、庭木の動きにせかされ、寒肥やしも急がねばと一昨日、施肥しました。

寒肥やしと近づく春の足音をまとめてみました。

寒肥やし

  • ブルーベリー
  • ボタン
  • ミカン
  • アザレア、サツキ

春の足音

1. 寒肥やし

a. ブルーベリー

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ブルーベリー-1

寒肥やしには、ブルーベリー用の有機肥料を使用しています。こんな具合に株の周りに溝を掘り、そこに施肥しています。

 

ブルーベリーの根は非常に細かな毛髪状をしていますが、今年は、地上付近まで密集してせり上がってきているため、溝を掘るのも一苦労。

なるべく根を傷めないように注意して。

前の記事、庭木の冬の剪定、でご紹介しましたが、土壌改良のため、冬肥やしと共に硫黄を散布しています。硫黄華と言うやつです。溝を掘った上のフォトに、黄色の粉末が見えますが、これは今回のものではなく、土中に残っていた前回の分です。

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ブルーベリー-2

硫黄華は粉末ですが、ダマになり易いので、これは良く押しつぶして粉末にしてあげましょう。

ブルーベリー用有機肥料にも土壌を酸性にする成分が若干含まれています。

今年も良い収穫が出来ますように。

 

b. ボタン

冬の剪定の記事でご紹介しまたが、こちらは骨粉と油かすを施肥。きれいな大輪の花が咲いてくれますように。

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ボタンの寒肥やし-1
peonyfertilization-2
ボタンの寒肥やし-2
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ボタンの寒肥やし-3

c. ミカン

ミカンもボタンと同様に骨粉と、油かす。ミカンは例年、10個程度の収穫だったのですが、昨年は、35個。植樹以来5年目で、ようやく収穫が出来るようになってきました。

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みかんの冬肥やし-3

 

例年、コナジラミに葉をやられていましたが、昨年は漸く駆除の効果が出てきたのか、4月に発生したものの、その後、少なくなり、殆ど気にならなくなる程度でした。

それが影響しているのか、昨年は樹勢もあり、葉も汚れていません。

昨年の収穫35個は、葉の数に較べやはり多い。夏に、葉数に合うよう出来るだけ摘果したのですが、ワイフの”勿体ない”の声に抵抗できず。

今年の樹勢は衰えるのでしょうか? 見てみましょう。

d. アザレア

アザレアも同様に、油かすと骨粉を施肥。アザレアも植えて6-7年たちます。

アザレアを庭木に? 疑問を持たれると思います。

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アザレアの冬肥やし

お花屋さんの店先にあったアザレアがとてもきれいだったので衝動買い。

始めは家の中で鑑賞していたのですが、花の時期が終わったので、何も考えずに庭に植樹。

その後、アザレアは、ヨーロッパで、日本、中国のつつじ、サツキを改良して屋内観賞用に作り上げたことを知りました。全く歴史と逆行する事をしてしまいました。

無知は恐ろしい。

2.春の足音

a. アセビ

例年、我が庭でもっとも早く春の訪れを知らせる花がアセビです。

そのアセビが、小さな花を付け始めました。このアセビ、成長が遅く、6年経過した今でもこの大きさです。肥料はやっていません。

小さいながらも昨年は樹勢もあり、多くの花芽もつけていたのですが、台風15号にやられました。

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アセビの開花

我が家は三浦半島久里浜でなので、台風が来ると、風による物理的なダメージだけでなく、場合によっては、塩害も受けます。

台風15号三浦半島に与えた塩害の被害は、かなり大きく、新聞でも報じられました。

このアセビも例外ではありません。殆どの花芽がやられましたが、僅かに残った花芽が咲いてくれました。有りがたい。

アセビは通常、施肥しませんが、今年は少し施肥して、樹勢を取り戻させたいと思っています。

b.クリスマスローズ

一昨年に購入したクリスマスローズです。すくすくと育ち、今年はもう一杯の花を付けています。買ったときは白に薄い紫が混じる色だったのですが、色が濃くなってきました。

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クリスマスローズの開花-1
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クリスマスローズの開花-2

c. 白のクリスマスローズ

こちらのクリスマスローズ、上のクリスマスローズと一緒に買ったものですが、御覧の様に葉先が黒くなっています。ウィールス病です。

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白のクリスマスローズ

 

購入したときは何でもなかったのですが、その後、全ての葉が黒くなり、ウィールス病だと気が付きました。

その時、捨てる手もありましたが、捨てるのは可哀想。

出来るだけ病気で侵された部分は破棄。周りに広がらないように殺菌、殺虫剤を撒き、静かに様子を見て来ました。

 

去年は一昨年より侵される部分が減り、今年はさらに減ってきています。回復しつあります。一つながら白いきれいな花を付けました。大事に育てたいと思っています。

最後までお付き合い下さり、有難うございます。