未知への学び

気象、自然現象、技術、社会現象、生活環境、ヨット、園芸を中心に、自分の知らなかった事、気の付いた事を記事にします。

庭木の冬の剪定

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冬の剪定

今日は、kenji1946です。今日は、我が家の庭木の冬の剪定について、ご紹介いたします。

我が家の庭には、狭いながら庭木を植えており、丁度、冬から春になるこの時期に剪定を行います。

剪定が必要なのは、ブルーベリー、エゴノキ、カッシア、ボタン、コデマリ、レッドロビン、ミカン、サルスベリの8種の樹木ですが、今回、ブルーベリー、エゴノキ、カッシア、ボタンの剪定を行いましたので、これを記事にしてみました。

の順に進めます。

1. カッシア、

カッシアには馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。南米原産の樹木で、小さな黄色の花を樹木一杯に咲かせます。カッシアには「子葉のセンナ」と「アンデスの乙女」の2種類があり、我が家のカッシアは、この内の「アンデスの乙女」です。

今年の2月の剪定する前のカッシアです。まだ葉が残っています。

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カッシア剪定前

 

今年の2月の剪定する前のカッシアです。まだ葉が残っています。

燐家との目隠し用として、フェンスの際に植えてあります。5月の終わり頃より、花を付け、7月中旬から9月上旬までの真夏の間、お花は一休みしますが、11月末まで楽しめます。

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カッシア剪定後

 

今年の冬は、暖冬のため、剪定する段階でもまだ葉を付けていましたが、例年は、剪定段階では落葉しています。

昨年の冬は寒かったため、2本の幹が枯れてしまいました。そのためか、少し元気がありません。元気が回復すると良いのですが。

2. ブルーベリー 

地植えで3株のブルーベリーを育てています。ブルーベリーは通常、酸性度の高いピートモスで育てますが、地植えのため、ピートモスの量も多くなるので、これは使用していません。替りに硫黄を使用して酸性土壌を保っています。

植え込み時、又、毎年、寒肥しと一緒に硫黄を散布しています。硫黄が、どうして酸性度に貢献するのか自分でも良く分かりませんが、植樹から既に8年が経過、大きく育ち、此処、4-5年は毎年結構な量の実を付けてくれています。

剪定ですが、今まで余り身を入れて剪定をしてこなかった為か、弱弱しい枝が目立つようになってきたきました。又、上へ上へと木が大きく成りすぎている事。実は結構とれるのですが、小さな実が多くなりすぎているため、少し剪定して、株自身を充実させる必要があるのではと感じ始めたのです。

剪定の基準は、一つの株で200花芽を目安としました。3つの株の内、2つの株では、多分、花芽の数、500を越えているので、実際には大変。胴吹きの枝、弱弱しい枝、古枝を中心に切っていくのですが、切るのが惜しくて、中々枝を切れません。      

そこで、最後に辿り着いたのは、一枝に3花芽を目安、この枝を約70枝。幹が5本であれば1本の幹当り、14枝を残す。200花芽を残すのは結構、至難。花芽の数を数えていても途中で分からなくなる。

1本の幹当り、14枝を残すであれば、コントロールできる。という事で、やっと剪定できました。

それでも、大きな2株は、多分240-50花芽。小さな株は150花芽を目標にしましたが、多分200花芽前後。これ以上は切れない。

良く実を付けるブルーベリー

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良く実を付けるブルーベリー剪定後-1
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良く実を付けるブルーベリー剪定後-2

一番大きな株です。昨年も多くの実を付けてくれました。少し、弱い枝が目立つようになって来ました。それと背が高く成りすぎ。

美味しい実のブルーベリー

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美味しい実のブルーベリー剪定後-1
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美味しい実のブルーベリー剪定後-2

一昨年まで、一番実を付けていたのですが、昨年は、一昨年の半分くらいしか取れなかませんでした。一番美味。枝が古くなってきているのだろう。今年は、可成り弱い枝を切ったつもり。

一番小さいブルーベリー

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一番小さいブルーベリー剪定後-1
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一番小さいブルーベリー剪定後-2

中央にある3つの株の中では一番小さな株。いまでもまだ葉を付けています。樹勢は一番強く、花芽も花芽を付けている枝も太い。去年も結構花を付けたのですが、実は僅か。今年に期待。混んでいるので風通しも悪く、間引いています。

どうなるか結果を見てみましょう。

3. エゴノキ

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エゴノキ剪定前
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エゴノキ剪定後

エゴノキも植樹して8年目になります。2年前までは、殆ど剪定せずにいました。花の付が悪いので、昨年、3mの高さを目安に剪定した所、花の付きが見事に変わり、たくさんの花を咲かせることが出来ました。

今年も、高さは3mを目安に、立枝、胴吹き枝、等を中心に無駄な枝を剪定。結構切ったつもりでしたが、写真を見ると余り代わり映えしていません。

もう少し、すいた方が良かったかもしれません。結果を見てみましょう。

4. ボタン、

樹齢、7-8年になる、3本のボタンの木があります。ピンクの中国ボタン(このブログの冒頭のPhotoがこのボタンです。)、日本のピンクと白のボタンが一つづつ。

粘土質の土壌、これがボタンにはあっているようで、ボタンはスクスクと良く育ちます。年ごとに異なりますが、夫々、5-10個程度の大輪の花を咲かせます。

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剪定後のピンクの中国ボタン
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剪定後の白の日本ボタン
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剪定後のピンクの日本ボタン

ピンクの日本ボタン

昨年、異変が突然訪れました。1昨年まで最も花を咲かせていたピンクの日本ボタン、これが一輪も咲かないのです。膨らんだ花芽は、結局花を咲かせることなく、全て葉っぱとなってしまったのでした。

何か予感はありました。通常、花芽は葉腋に付き、6月から芽欠きをして、来年の花芽の候補を絞りこんでいきますが、一昨年のこの株は、生育が良く、茎の最先端に花芽を形成していました。

どの茎も同じように花芽を先端に形成していました。この花芽が結構大きく、結局、この花芽を優先的に残し、昨年の春を迎えました。

芽吹き時期を迎え、何か少しおかしいと感じていました。芽吹き始めると、他の株の花芽に比べて、細い。ふっくり膨らみ、顎がはっている感が無い。蕾を触ってみても中に花の芯が入っている感じが無い。結局、花は咲くことなく、唯、葉っぱが吹き出しただけでした。この株についていた花芽は、7-8個。すべてが同じ状態で、一つの花も咲かせる事が出来ませんでした。

剪定前

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剪定前のピンクの日本ボタン-1

剪定前のピンクの日本ボタンです。花芽が無数についています。

剪定前の茎と花芽の状態:

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剪定前のピンクの日本ボタン-2
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剪定前のピンクの日本ボタン-3

剪定後

剪定後の茎と花芽の状態:

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剪定後のピンクの日本ボタン-1
japanesepinkpeonyafpruning-2
剪定後のピンクの日本ボタン-2
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剪定後のピンクの日本ボタン-3

茎の中で一番大きな花芽を残して他の花芽は切除しています。

昨年、一輪の花も咲かなかった。何か、反省点がなかったか振り返ってみました。思い当たるのは2点です。

それまで、例年、寒肥しには、油粕と骨粉を与えていたのですが、此処1-2年、それを忘れ、油粕だけになっていたのです。それと、成長して、茎の高さが0.8-1.2M程度の高さになっています。既に、古枝となって、花を咲かせなくなっているのかもしれない。

ボタンの場合、古枝を更新する必要があるのだろうか?園芸書にもそのような記載は見当たらない。

今年も、咲が悪ければ、2-3の古枝は更新してみるつもりです。さて、結果はどうなるでしょうか。肥料については、昨年のお礼肥より、油粕だけでなく。骨粉も混ぜて与えています。

最後までお付き合い下さり、有難うございます。